沖縄の交通事情

道路事情が分かったところで、今回は交通事情を書いていきたいと思います。

地理について

交通事情を話すといっても、本島は縦長で地域によって事情が違ってきますので沖縄の地域のお浚いをまずしたいと思います。

沖縄は南部、中部、北部という3つのブロックに分かれています。

沖縄本島でよく言われている「北部」「中部」「南部」ってどこのこと? | トラベラーマップ
沖縄にいると当たり前のように使われる言葉・・・「北部」「中部」「南部」。これっていったいどのあたりの事を言うの??と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?早速調べてみました!

勝手にリンク張っていますがここら辺のサイトで詳細が確認できます。

特徴として、南部は那覇があるので都会です。中部は、米軍基地が多く、ベッドタウンもあり沖縄のローカルな人が多く住んでいます。北部は名護は比較的街ですが、それ以外は田舎で農業や漁業が盛んだと思って下さい。関東で例えるなら南部が23区、中部が千葉や埼玉、北部が奥多摩や八王子みたいなイメージでしょうか。ちょっと違うかもしれませんが著者のふんわりとしたイメージ感です。

南部地方

車が多く、ラッシュアワーはなかなか動きづらいです。朝は那覇向け、夕方は市外向けに渋滞が発生します。9時ぐらいには渋滞が解消されていきます。大体の会社が9時に開始するからですね。17時ぐらいから混み始めます。19時ぐらいには、解消に向かうでしょう。

中部地方

中部地方への出勤も最近増えてきています。企業誘致を行った成果とも言えますが、そのせいで中部行きへも混むようになっていることが見受けられます。昔はガラガラだったのですが、現在では那覇行く場合と同じように渋滞しています。特に高速道路の出口はひどいものです。渋滞で左側に並びきれない自動車の列が出来たりしているので、走行時には気を付けて下さい。また、夕方も16時ぐらいから込み始めて、うるま市の泡瀬地域では大渋滞が毎日発生しています。

北部地方

北部は自然が多く、住んでいる人が少ないため、あまり渋滞することはありません。渋滞は主に高速入口から名護までの間で起きていました。現在は名護北側からバイパスが出来たため比較的少なめになってきています。ただ観光スポットが多いので、そちらへ向かう観光客でごった返すこともあります。特に桜の季節(2月~3月)の土日は込み合うことが多いです。

そのほかに、高齢者が運転する車による渋滞が発生することもあります。30㎞/hぐらいでのろのろと走るので、大渋滞が起こっていることもあります。そういう方はでも地元の方が多いので、途中で脇道に入って行ったりするので、気長に風景を見たり休憩したりして、去るのを待ちましょう。

幹線道路

基本的に沖縄には南から北へ行く道が西と東に二本あります。中央に高速道路があるというイメージです。西側は国道58号線、東側は国道329号線となっています。南部側では、中央に国道330号線という道路も高速の近くを通っています。

国道58号線

国道58号(こくどう58ごう)は、鹿児島県鹿児島市から種子島、奄美大島を通り、沖縄県沖縄島の那覇市に至る一般国道である。複数のフェリーで結ばれている、海上航路部分も国道扱いとなっている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%81%9358%E5%8F%B7

沖縄では那覇の空港あたりから、国頭郡国頭村奥が58号線で結ばれています。また那覇から嘉手納の間は、三車線あるにも関わらず、バイクは左の一車線のみ走行可能となっています。これは沖縄だけのローカル規制らしいです。しかしバスレーンがあるので、朝の那覇向け、夕方の北向けは快適に走れます。

国道330号線

那覇市の旭橋交差点から、沖縄市のコザ十字路まで続いている片側二車線の道路です。道幅も比較的狭く、左折と右折車でよく止まっているイメージです。途中、時間帯により中央線が移動する箇所があり、車ではよくわからない場合最悪事故ります。宜野湾付近ではバイク屋さんや中古自動車屋さんが並んでいる街道でもありますので路駐もいたりして、ストレスしか感じません。こちらの道路も国道58号線同様、那覇の起点から沖縄市終点までバイクは左の一車線のみ走行可能となっています。バスレーンはないので、ものすごく混雑しているので、なるべく通らないことをお勧めします。また舗装状況も悪く、アスファルトが白く、滑りやすいです。なお高速道路の西原ICを利用する場合にはこの330号線を使う必要があるので、ご注意下さい。朝の混雑時にはすり抜けするバイクが多数います。通行帯違反とか誰も気にしていないように思えます。

国道329号線

那覇市の上間交差点から、東側の海岸をなぞるように北上していき、辺野古付近から西海岸に抜ける道路となっています。名護東バイパスの「世冨慶(よふけ)IC」にて、国道58号線と合流して終わります。こちらも国道58号、国道330号線同様、令和4年にかなりの距離解除されましたが、那覇の起点から兼城交差点までは左側一車線を通行帯として利用しないといけません。こちらの道路には昔オービスが設置されていましたが、現在は無くなっているようです。パトカーが移動オービスを付けるようになってきているので、定置型のオービスの必要性が無くなってきているのかもしれませんね。

国道331号線

那覇市の明治橋交差点から、南へ向けてぐるっと海岸沿いを通って、東側の与那原(よなばる)町与那原交差点にて329号線と合流、名護市辺野古にて331号線として再度独立して東海岸を北上、東村にて西海岸へ方向を変更して58号線に吸収される、かなり長い道になっております。

総延長 : 153.6 km(重用延長を含む)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%81%93331%E5%8F%B7

南部をツーリングする時に必ず通る道となっております。車線は片側1車線の所が多いですが、車数も少なく走りやすいです。329に合流してからは左車線一車線のみを比屋根交差点まで続けないといけませんが、それ以降は規制が解除されています。そもそもこの規制何のためにあるのでしょうかね。

Route329 Route331 ja.png
リンクによる

国道449号及び505号線

本部半島を海岸沿いに一周するルートです。449号線は片側2車線で、広く作られており走りやすいですが、コンクリート工場が多数あり、大型ダンプが出入りしています。その付近は砂が舞い上がっているので、バイクが汚くなってしまうことが多々あります。海側を走るコースを使って、帰りは505号線経由で戻るのが王道でしょう。途中に瀬底島がありますが、バイクで通ってもあまり見れるところがありません。ビーチとかに行くのであれば、寄ってみるのもいいです。瀬底島の近くには、The Bigというスーパーもあったり、ESSOがあったり、ダイソーがあったりしています。反対側には警察署があります。ここで食料を補充したり、ガソリンを入れたりしています。

ここを経由して、今帰仁村から離島の古宇利島へ行くことも可能です。

一度は通ってみたいお勧め道路

ここ行ってみた方がいいよ!ってあるじゃないですか。上記に書いた幹線道路とは別に、この道は通っておくといいよってものも多数ありますので、特に厳選して載せてみたいと思います。

海中道路

海中道路

水中を走るわけではなくて、海と海の間を通る道になってます。橋と違って、離島をつなぐ堤防上に道ができています。

浅瀬上に築かれた堤防の上に道路があり、眼下に海を臨む高さのある橋とは異なり、目線とほぼ同じ高さで両側に金武湾の美しいエメラルドグリーンの遠浅の海が広がる。沖縄本島からこの道路を走って平安座島、宮城島、伊計島へ渡るルートは、人気のドライブコースとなっている

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E4%B8%AD%E9%81%93%E8%B7%AF#%E5%9C%B0%E7%90%86

この道は沖縄に来ていると感じさせてくれる道路の一つです。近くを通る国道はなく、県道で脇へ入って勝連半島へ向かい、そこから海中道路へ乗ります。もちろん無料なので、ぜひ一度寄ってみてください。なお土日では最近入口付近に多くの観光客が路上駐車をしているので、危険です。駐車場があるので面倒ですが、長いこといるのであればそちらへ止めることをお勧めします。海の駅あやはし館というロードパークもあるので、立ち寄ってアイスクリームでも食べて下さい。夏にはバーベキューを行っているグループとかもよく見かけましたが、コロナの影響で使えなくなっている場所が多くなっています。

古宇利大橋

古宇利大橋は、古宇利島と沖縄本島を結ぶ2km弱(1960m)にも及ぶ長い直線の橋で、左右に見える沖縄のコバルトブルーに輝く海は絶景です!VRにて走る様子を動画にアップしてありますので、ぜひご視聴下さい。

古宇利島には観光客向けのレストランなどが多数出来ています。絶景を見ながら食べるお店もありますので、調べてみてくださいね。機会があればこちらでもご紹介していきたいと思います!

その他

これだけじゃなくて他にもいっぱいありますが、ここでは書ききれないため別の企画にてご提供させていただきたいと思います。

注意したいローカルルール

二輪車の車両通行帯の通行区分規制

各道路説明にも注意として書いてありますが、一部の国道では左側の1車線のみバイクが通行可能となっており、それ以外は走行禁止となっています。下記に図を載せておきますので、よく覚えておいて下さい。

白バイとかに見つかると、確実に注意されると思っています。違反切符を切られる通行帯違反になるので6000円ほど納めないといけなくなります。違反点数は1点になります。沖縄で免許を取るときに免許センターとかで講習を受ける場合は、このことを教わります。

なお、令和3年3月に、コザ交差点から東恩納までの間が解除されました。この道路は先にも書きましたがあまり通りたくない道でした。

さらに令和4年3月に、兼城(かねしろ)交差点~比屋根(ひやごん)交差点までの区間と、勢理客(じっちゃく)北交差点と城間交差点の4車線区間で解除されました。

解除されたことでちょっとは走りやすくなったかな?という印象ですが、4車線のところをいきなり左車線まで移動しないといけなくなるとかさらに危険では?と思います。

全面解除を切にお願いしたいですね。とくに58号線。北谷(ちゃたん)付近は地獄ですよ。

https://www.police.pref.okinawa.jp/docs/2018032200013/

環状交差点

いわゆる「ラウンドバウト」で、ヨーロッパでは昔から導入が進んでいます。沖縄には二か所ほどしかありませんが、通る機会があるかもしれません。
ラウンドバウトは信号のない交差点です。

進入時にウィンカーは不要ですが、出るときには必要になります。また、円の中を走っている方が優先なので、割り込んではいけません。一時停止は不要なので、いけそうであればそのまま侵入しても大丈夫です。ただし、歩行者が横断歩道を渡ろうとしているときは当然ながら侵入するときも出るときも、停止しないといけませんのでご注意下さい。出るときには、ウィンカーを出してから出ることになりますが、出すタイミングが難しいです。出口が4つほど連続しているのですが、出る出口とその前の出口の間で出さないといけません。点滅はおそらく1回か2回ぐらいしかしないと思います。いわゆる3秒前に出す必要はありません。出る出口の直前で出さないと、ウィンカーを出しているので侵入してくる場合もありますので危険です。

バイクには関係ありませんが、大型の場合は入ってすぐの出口は利用禁止で、一周してから出る必要があります。ラウンドバウトは比較的小さく作ってあって、速度を出せないように設計しています。そのため、トラックが曲がり切れないため、角度をなだらかにするために一周回るルールを設けていると思われます。

環状交差点(ラウンドアバウト)の交通方法について
環状交差点の交通方法が整備され、平成26年9月1日から施行されました。   環状交差点とは?  環状交差点とは、車両の通行部分が環状(ドーナツ状)の形になっていて車両が右回り(時計回り)に通行することが指...

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